こんにちは!神戸三宮にある強圧専門リラクゼーションサロン トライズです!
本日は「座りっぱなしが認知症の原因?」をテーマにお話ししていきます。
現代社会を生きる私たちは、知らず知らずのうちに「座りっぱなし」の生活を送っています。
朝起きて食卓につき、通勤電車で座り、オフィスでデスクワークに没頭し、帰宅後はソファでテレビを眺め、
眠りにつく。この一連の日常の中で、私たちは驚くほど長い時間を座って過ごしています。
しかし、この当たり前となった「座りっぱなし」という行動が、実は私たちの脳に深刻なダメージを与え、
将来的に脳の萎縮や認知機能の低下を招き、さらにはアルツハイマー病のリスクを高める可能性があるとしたら、
あなたはどのように感じるでしょうか?
最近発表された米ヴァンダービルト大学医療センター(VUMC)による衝撃的な研究は、
私たち現代人に静かなる警鐘を鳴らしています。この研究は、1日の座位時間が長ければ長いほど、
脳が縮小し、認知機能が低下し、最終的にはアルツハイマー病の発症リスクを増大させる可能性を示唆しているのです。
この研究の詳細は、2025年5月13日付で医学雑誌『Alzheimer’s & Dementia』に掲載され、
その内容は世界中で大きな注目を集めています。長年の常識を覆すこの研究結果は、
「運動習慣があれば、座っていても問題ない」という私たちの楽観的な考え方を根本から見直すことを迫っています。
今回のVUMCの研究は、まさに衝撃的な結論を導き出しました。
それは、「たとえ定期的に運動習慣がある人であっても、1日の座位時間が長ければ、脳の老化は避けられない」
というものです。
研究チームは、50歳以上の成人男女404名を対象に、詳細な調査を実施しました。
参加者にはウェアラブル端末を装着してもらい、7日間にわたって24時間体制で彼らの活動量を記録しました。
これにより、彼らが1日の中でどれくらいの時間を座って過ごしているのか、
そしてどれくらいの活動量があるのかを客観的に把握することができました。
さらに、その後7年間にわたり、MRIスキャンによる脳の定期的な画像診断と、
認知機能テストを繰り返し実施しました。これにより、時間経過に伴う脳の状態の変化、
特に脳の萎縮の度合いや、記憶力、言語能力といった認知機能の変化を精密に追跡することが可能になりました。
その結果、驚くべき事実が明らかになりました。1日に13時間前後を座って過ごしていた人々は、
そうでない人々に比べて、脳の特定領域がより早く萎縮していることが判明したのです。
特に顕著なダメージが確認されたのは、私たちの記憶形成において極めて重要な役割を果たす
「海馬」や、言語の理解や生成を担う脳の領域でした。
海馬の萎縮は、まさに認知症の初期症状として知られる記憶障害と密接に関連しており、
この研究結果は私たちの生活習慣が脳の健康に与える影響の大きさを物語っています。
さらに重要なのは、この研究の対象者の約87%が、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)が推奨する
「週150分の中強度運動」を達成していたという点です。
これは、早歩きやジョギング、水泳など、
健康維持のために推奨される運動量を十分にこなしていた人々がほとんどであったことを意味します。
にもかかわらず、彼らの中で座っている時間が長い人々は、運動習慣があるにもかかわらず、脳の老化が進行していたのです。
この結果は、「運動習慣さえあれば、日中座っていても健康は保たれる」
という従来の常識を根底から揺るがすものです。
つまり、たとえ毎日ジムに通い、週末にスポーツを楽しんでいても、
それ以外の時間で長時間座りっぱなしであれば、
脳にとっては十分な恩恵が得られない可能性があることを示唆しています。
また、研究では、遺伝的にアルツハイマー病のリスクが高いとされる
「APOE-ε4」アレルを持つ人々において、座位行動と脳萎縮の関連性が特に強く見られることも判明しました。
これは、遺伝的要因と生活習慣が複合的に作用し、アルツハイマー病の発症リスクを高める可能性を示唆しており、
より一層の注意喚起が必要であることを示しています。
研究主任であるマリッサ・ゴグニアット(Marissa Gogniat)博士は、
この研究結果を受けて次のように警鐘を鳴らしています。「アルツハイマー病のリスクを下げるためには、
1日1回運動するだけでは不十分です。日中にどれだけ座っているかを意識することが、脳の健康維持には欠かせません。」
では、なぜ「座る」という一見無害に思える行動が、私たちの脳にこれほど深刻なダメージを与え、
萎縮や認知機能の低下につながるのでしょうか?研究チームは、このメカニズムについて複数の可能性を提示しています。
私たちが長時間動かずに座っていると、体全体の血流、特に脳への血流が滞りがちになります。
脳は、体の中で最も酸素と栄養素を必要とする臓器の一つです。
脳細胞が正常に機能し、活発に活動するためには、
常に新鮮な血液によって酸素とブドウ糖などの栄養素が供給される必要があります。
しかし、座位行動が長く続くと、重力の影響もあり、血液が下半身に滞留しやすくなります。
これにより、脳への血流が十分に確保されなくなり、必要な酸素や栄養素が供給されにくくなるのです。
この酸素や栄養素の不足は、脳細胞の「可塑性」を低下させる可能性があります。
脳の可塑性とは、新しい情報に適応したり、学習したりする能力を指し、
神経細胞同士のつながり(シナプス)を変化させることで、記憶や学習が行われます。
血流の停滞による酸素・栄養不足は、この可塑性を低下させ、神経細胞の活動を阻害し、
最終的には神経細胞自体の減少や損傷につながる可能性があります。
神経細胞の減少は、直接的に脳の萎縮を招き、認知機能の低下に繋がる重要な要因となります。
長時間座りっぱなしの生活は、私たちの体全体に低レベルの慢性的な炎症反応を引き起こしやすいと考えられています。
炎症は、本来は体の防御反応として重要な役割を果たしますが、
それが慢性的に続くと、様々な病気の原因となることが知られています。
座位行動が多い生活は、筋肉の活動が低下し、代謝が不活性化します。
これにより、体内で炎症性サイトカインと呼ばれる物質が増加し、
全身の組織で微細な炎症が持続的に発生する可能性が指摘されています。
この慢性的な炎症は、脳内の神経細胞にも悪影響を及ぼします。
脳内の免疫細胞であるミクログリアが過剰に活性化し、神経炎症を引き起こすことで、
神経細胞が損傷を受けたり、その機能が低下したりすることが示唆されています。
神経細胞の損傷や機能低下は、最終的に脳の萎縮や認知機能の障害に繋がる可能性があります。
アルツハイマー病の発症メカニズムにおいても、神経炎症が重要な役割を果たすことが近年注目されており、
座位行動がそのリスクを増大させる一因となる可能性が指摘されています。
脳内の神経細胞は、互いに「シナプス」と呼ばれる接合部を通じて情報を伝達しています。
シナプスは、脳が情報を処理し、記憶を形成し、学習を行う上で不可欠な構造です。
私たちが新しいことを学んだり、経験を積んだりするたびに、脳内では新しいシナプスが形成されたり、
既存のシナプスが強化されたりしています。
しかし、身体活動が少ない生活、つまり「座りっぱなし」の生活では、
脳内で情報を伝えるシナプスの形成が減少し、その質も低下する可能性が指摘されています。
活発な身体活動は、脳由来神経栄養因子(BDNF)のような脳の健康に不可欠な物質の分泌を促進し、
シナプスの形成や維持を助けることが知られています。しかし、座りっぱなしの生活では、
これらの物質の分泌が抑制され、シナプスのネットワークが十分に発達せず、
その結果、記憶力や学習機能が衰えていくと考えられます。
動物実験においても、このメカニズムを裏付けるデータが報告されています。
例えば、狭いケージで動きが制限されたラットは、自由に走るホイールを使えたラットに比べて、
脳内で酸化ストレスの指標が高く、脳の状態が悪化していることが示されました。
酸化ストレスもまた、神経細胞の損傷や炎症を促進する要因であり、脳の健康に悪影響を及ぼすことが知られています。
今回の研究が私たちに突きつけた最も重要なメッセージは、「運動習慣があれば、座っていても問題ない」
という従来の健康常識が、もはや通用しない可能性が高いということです。
これまでは、例えば「平日はデスクワークで座りっぱなしでも、週末にまとめて運動すれば健康は保たれる」
といった考え方が一般的でした。しかし、VUMCの研究は、たとえ週に数回ジムに通って激しい運動をしていたとしても、
それ以外の日常の時間で長時間椅子に座りっぱなしであれば、
脳へのダメージは避けられない可能性があることを示唆しています。
これは、座位行動が、運動とは異なる独立したメカニズムで脳に悪影響を及ぼしている可能性が高いことを意味します。
運動によって得られる脳への良い影響(血流改善、神経栄養因子の増加など)と、
座位行動によって引き起こされる悪い影響(血流停滞、慢性炎症など)が、
それぞれ異なる経路で作用していると考えられます。そのため、運動の効果だけで、
座りっぱなしによる悪影響を完全に打ち消すことは難しいのかもしれません。
今回の研究は、まさに「運動すればすべて解決」というこれまでの健康常識に、一石を投じるものとなりました。
たとえ日常的にウォーキングやジョギングをしていても、座っている時間が長ければ、脳は静かに、
しかし着実に衰えていく――そんな警告が、今、科学的データによって裏付けられたのです。
今この瞬間、あなたはどれだけの時間、座っているでしょうか?
パソコンの前に座り、スマートフォンを眺め、テレビを視聴し、通勤電車に揺られる。
私たちの生活は、まさに「座りっぱなし」の連鎖で成り立っています。
しかし、今回の研究結果は、この習慣が私たちの脳の未来を脅かす可能性があることを明確に示しています。
あなたの脳を守るための第一歩は、もしかしたら「運動の時間を増やす」ことよりも、
「座りっぱなしの時間を減らす」ことかもしれません。
具体的に、私たちはどのような対策を講じることができるでしょうか?
これらの対策は、どれも大きな運動量を必要とするものではありません。
しかし、日々の小さな習慣の積み重ねが、脳の健康を守る上で極めて重要な意味を持つことが、
今回の研究によって示唆されました。
私たちの脳は、私たちが思っている以上に繊細であり、日々の生活習慣の影響を強く受けます。
将来、認知機能の低下やアルツハイマー病に苦しむリスクを少しでも減らすために、
今日から「座りっぱなし」の習慣を見直し、意識的に体を動かす時間を増やすことが、
あなたの脳と、ひいてはあなたの人生を守るための賢明な選択となるでしょう。
※本記事は、研究論文の内容に基づいた情報提供を目的としており、医学的な診断や治療に代わるものではありません。
ご自身の健康状態についてご心配な点がある場合は、専門医にご相談ください。
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