2025/05/25
こんにちは!
神戸三宮にある強圧専門のリラクゼーションサロン「強圧専門サロン トライズ」です!
本日は「マッサージ効果の男女差」についてお話ししていきます!
さて、皆さんはふとこんな疑問を感じたことはありませんか?
「マッサージの効果って、性別によって違いがあるのかな?」
実は先日、興味深い研究発表がありましたので、今日はその内容を皆さんにご紹介したいと思います!
この研究は健常な男女を対象に、マッサージが筋肉の硬さ(筋硬度)にどのような変化をもたらすのか、
そしてその変化に男女差があるのかを調べたものです。
筋硬度は「N(ニュートン)」という単位で測られ、数値が小さいほど筋肉が柔らかいことを示します。
さて気になる結果ですが、
マッサージによる筋硬度の「変化量」を男女で比較したところ、
なんと男性の方が女性よりも、筋肉の硬さの変化が有意に大きかった。という結果が出たのです!
具体的な数値を見てみましょう。
<男性のマッサージ側の筋硬度>
* マッサージ直前:13.1±3.8N
* マッサージ直後:10.9±3.1N
* 変化量:-2.2N
<女性のマッサージ側の筋硬度>
* マッサージ直前:9.7±1.9N
* マッサージ直後:8.5±1.5N
* 変化量:-1.2N
この結果から、今回の研究ではマッサージによって得られる筋肉の柔らかさの変化は、
女性よりも男性の方が大きかった、ということが示唆されたわけですね。
ではなぜこのような男女差が生まれたのでしょうか?
研究者たちは、その理由として体脂肪率の違いに注目しています。
一般的に、男性の標準体脂肪率が約15%であるのに対し、
女性は約26%であることが知られています(小澤ら, 2009)。
脂肪組織が多いと、マッサージの圧が筋肉に届く前に脂肪に吸収されてしまい、
筋肉そのものに十分な圧が伝わりにくくなる可能性があると考えられているのです。
今回の研究結果は、あくまで「筋硬度の変化量」という特定の指標において男女差が見られた、
というものです。
また人によって体脂肪量や筋肉量など相違点は多いので、
決して「女性にはマッサージが効かない」というわけではありませんので、ご安心くださいね!
【参考文献】
* 飯塚 直貴, 加藤 仁志, 高橋 宙来, 松澤 正. (2011). マッサージ後の筋硬度の変化量には男女差がある.
[※元の発表形式に合わせ、学会名や抄録集名などを追記するとより正確です。例: 日本理学療法士学会学術大会抄録集].
* 小澤 秀樹 他. (2009). 健康・運動生理学.
* 網本 龍三. (2008). 徒手療法概論.
※本記事は、研究論文の内容に基づいた情報提供を目的としており、
医学的な診断や治療に代わるものではありません。
ご自身の健康状態についてご心配な点がある場合は、専門医にご相談ください。
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